大震災等の被害による隣地境界線の変動

水曜日 , 10, 4月 2019 大震災等の被害による隣地境界線の変動 はコメントを受け付けていません。

 東日本大震災からもうすぐで7年になります。大震災による災害は、建物倒壊等による飛散物等による損害賠償などの事件や火災保険金請求事件などが多いと思いますが、柔らかな地盤の地域の震災の場合、地震による土地の変動で隣地との境界線が大きく変わってしまう場合があります。

この場合に、どこにどのように相談すればいいのでしょうか。多くの場合、震災の後には市区役所の主催による弁護士等の無料相談の時間が設けられ、そこで相談することになるようです。昭和40年以降に建てられた建物の場合には、多くは境界標が埋め込まれており、隣地との境界が示されているようです。地震により大きく変動した場合には、法務局の地積測量図などをもとに復旧されると思われます。一番厄介なのは先祖が地主等で古くからその土地を持っている隣地との境界線です。この場合、境界標が簡素なものでできていたり、そもそも境界が示されていなかったりしていて、地震前の明確な境界線がわかりません。そうなると隣地の所有者との間で最悪の場合、「境界確定訴訟」を起こさなければならない場合があります。この訴訟は、資料が膨大で時間がかかるため、長期になることが多いようです。こうならない為にも日ごろから自宅の敷地の境界標などを確認することも大切ではないかと思います。